記事公開日:2017/5/22

万能ではないカードローン

生計費の範囲内や健全な消費性資金としての利用であれば特には利用目的や資金使途を問わないのがカードローンであり、幅広い目的に便利に使えるのが大きな利点となります。生活費が足りないときの借り入れ、急な出費に対応するための資金とカードローンは役立ちますが、全ての借り入れ目的においてカードローンが優れているわけではありません。

少額の利用やちょっとした用途であればカードローンは手軽で素早く借りられるために適していますが、大きな金額を借りる際、何らかの明確な目的を持ってお金を借りようとする際においては、カードローンは適さない場合もあります。

目的ローンとカードローン

カードローンは申し込み時には資金使途や利用目的の入力欄がありますが、入力した用途以外への利用も可能となっています。例えば生活費として借りたお金でレジャーの費用としても使え、さらには限度額の範囲内で繰り返し借りられるため、反復利用時においてはそもそも資金使途の申告の必要すらありません。

対して目的ローンは、定められた目的や用途以外の利用は認められていません。例えば住宅ローンであれば住宅の購入、または関連する費用にしか利用ができず、カードローンのように繰り返しの借り入れはできないために当初の目的外には使えません。

マイカーローンや教育ローンなどの各種目的ローンにおいても同様で、当初の資金使途以外、目的外には利用ができない不便さはありますが、その代わりに目的ローンはカードローンと比べて金利が低いなどの条件面で優れている場合が多いです。

カードローンが適さないケース

貸金業者や金融機関から個人がお金を借りるとなると、多くはカードローンやキャッシングのサービスの利用か、または目的に応じた各種ローンを利用する場合がほとんどです。手軽に借りられるのは上でも触れたようにカードローンですが、万能ではないカードローンは適さないケースがあります。

例えば、車の購入資金としてのカードローンでの借り入れは、金利負担が大きくなるために良い選択とは言えません。車の購入であれば専用のマイカーローンやオートローンを金融機関で用意をしており、カードローンと比べても何倍も金利が低くなるために負担を軽くした利用が可能です。

車関連の費用としての数万円や数十万円の借り入れであれば、審査基準がマイカーローンよりも低くなる場合が多いカードローンが便利ですが、数百万円の車の購入費用としてのカードローンの借り入れは適していないのです。

教育資金を借りる際にも同様で、少額であれば手続きが進めやすいカードローンが便利ではあるのですが、入学金などで多額のお金が必要となった場合には、専用の教育ローンを利用した方が良いケースがあります。

幅広く使うならカードローン

一つの目的に限定して借りるのであれば目的ローンが優れますが、幅広い用途で色々な方面に使いたい、繰り返しの借り入れを利用したいと考えるならカードローンが適しています。また、生活費としての借り入れであれば目的ローンの利用ともいかないため、多くはカードローンでの借り入れとなるでしょう。

カードローンの良さは何度でも繰り返し利用ができ、資金使途も細かく問わない点にあります。目的ローンでは対応ができない範囲の借り入れ、利用であればカードローンが適しているため、使い方によってどのローンを利用すべきかを考えると良い借り入れに繋がります。

申し込みから契約まで早くに進められ、手軽だからとどのような用途でもカードローンでの借り入れとしてしまうのは良くありません。用途や使い道、使い方に合わせて借りるローン商品を選ぶ必要があるのです。

一つの目的に限定がされるなら、まずはその目的に合わせたローンの利用ができないかを考えてみた方が良いです。目的に合わせたローンがない場合、または審査基準などの問題で利用ができない場合には、カードローンの利用としておくと良いでしょう。

カードローンの落とし穴

繰り返し何度でも借りられるカードローンは、返しては借りてを繰り返してしまう場合があるため、いつまで経っても返済が終わらない可能性があります。目的ローンであれば一度に借りきり、あとは返済を進めるだけとなるので毎月の返済さえしっかりと行っておけば問題はありませんが、カードローンの場合には返済のサイクルから抜け出せなくなる方もいます。

自身でしっかりとした利用や返済の計画を立てていればカードローンも問題なく利用ができるのですが、カードを使ってコンビニなどの提携ATMで借りられるとなると、どうしても必要以上の借り入れを重ねてしまう場合もあります。

繰り返し何度でも借りられるのはカードローンの良さではあるのですが、返済に関する負担が大きくなりがちといった側面もあるので、やはり目的が定まっている借り入れであればカードローンではなく返済が進めやすいと言える目的ローンが適しています。

目的ローンは繰り返し借りられない

カードローンは限度額の範囲内で繰り返し何度でも、再申し込みも不要で借りられるようになっていますが、目的ローンは申し込み時の資金使途や利用目的に対しての融資がされるだけで、以後の繰り返しの借り入れは利用ができません。利便性には欠けている代わりに、返済は確実に進められるようになっているのです。

おまとめや借り換えとする場合

どちらのローンを利用すべきかの判断が難しいのが、おまとめ借り換えとしての借り入れの場合です。おまとめや借り換えは専用のローンを用意しているところと、カードローンで借りたお金でのおまとめ一本化や借り換えを行うところがあります。

返済を第一に考えるとすれば以後の借り入れが利用できないタイプの専用ローンとなりますが、問題となるのは選択肢の少なさです。おまとめや借り換えの専用ローンを用意している貸金業者や金融機関はそこまで多くはないので、どうしてもカードローンでの借り入れによるおまとめや借り換え利用となってしまいます。

借金の完済を第一に考え、狭い選択肢から専用のローンを利用するか、またはしっかりとした返済の計画を立て、余計な無駄遣いでの借り入れをしないように自身でセーブをしてカードローンで借りるかは、よく検討をしておく必要があります。どちらで借りるにもおまとめや借り換えは完済を目的とした借り入れとなるため、返済の計画に関しては必ず立てておかなければならないのです。

カードローンでのおまとめや借り換えは、返した分を再び借りてしまう可能性や、他社での余計な借り入れを増やしてしまう場合もあります。とにかく借金返済を終えたいと考えるなら、繰り返しの借り入れが利用できないタイプの専用ローンを見ておくと良いでしょう。

目的に合わせて借りる

カードローンにしても目的ローンにしても、借りる上で重要となるのは目的に合わせて使えるかどうかです。目的もないのに何となくお金がないからと借り入れを利用してしまえば、当然ながら返済が大きな負担となって圧し掛かってきます。

目的に合わせて借りることはそのまま計画的な利用にも繋がり、何にどのように使うかを考えておけばどのように返済を進めるかも考えやすくなります。何の目的もなく借りて翌月以降に毎月の返済額だけ入金すれば良いといった考えでは、良いローン利用はできないのです。

特にカードローン利用時には金利負担、返済負担が大きくなりがちなため、しっかりとした返済の計画が求められます。資金使途が細かく定められていない分だけ、利用者側での明確な利用目的や返済の計画を立てることが必要不可欠です。

目的型のローンも返済の計画をしっかりと立てておかないと、毎月の返済が大きな負担となる可能性があります。余裕を持って返済ができるかを借りる前に確認し、計画的な借り入れとしなければならないのです。

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