記事公開日:2017/5/14

高所得者でも借りる消費者金融

消費者金融でのカードローンキャッシングは、イメージからすると所得の少ない方や、正社員として働いていないアルバイトやパートの方の利用が中心と考えられています。たしかに全体としての割合で見ればそこまで所得が多くない方の利用が多くなっていますが、必ずしも所得が低い方のみの利用となっているわけではありません。

一般的に高所得に分類がされるような収入を得ている方でも利用をしているのが消費者金融で、特に大手の有名サービスにおいては全体の10%程度は、まとまった所得を有している方の利用となっています。

中には年収で1,000万円を超える方も消費者金融を利用しているため、様々な幅広い方々に利用がされているのが消費者金融のサービスです。

大手消費者金融の収入分布

大手の消費者金融では決算資料として顧客のデータを公開しているところがあり、上場企業となる大手消費者金融のアコムでも様々なデータをIR資料として公開をしています。その中には貸し付けに関する細かな内容も掲載がされており、顧客の年収別件数構成比を見ると利用者の年収の分布が分かるようになっています。

当記事作成時の最新の資料に目を通すと、アコムの新規申し込み者で最も多い年収は200万円超500万円以下で64.6%、次に多いのが200万円以下の25.5%です。意外にも所得が少ない200万円以下よりも、200万円超500万円以下の所得の範囲内での利用が多くなっているのが分かります。

また、高所得となる1,000万円超に関しては0.6%と全体としての割合こそ少ないものの、利用者自体はいます。一段階下げた700万円超1,000万円以下の利用者となると2.5%と、ある程度の利用がいるのが分かります。

収入が多くても利用をしている

ある程度のまとまった所得を得ている方であっても、何らかの要りようで借り入れを利用しているのが消費者金融です。消費者金融よりも低金利となる銀行カードローンではさらに所得のラインが上がるものと考えられますが、銀行は細かなデータを消費者金融ほどは公開をしていないために正確なところは分かりません。

もちろん低金利となる銀行で借りられるなら銀行を利用した方が良い場合も多いですが、だからと言って消費者金融が必ずしも悪となるわけでもありません。消費者金融には消費者金融だからこその良さもあるので、利用内容等で消費者金融が優れていると考えられるのであれば、借り入れを考えてみるのも悪くはありません。

収入の大小を問わずに利用ができるのが消費者金融の魅力であり、さらに早さや手軽さの面でも優れているのも大きな特徴です。早くに借りたい最短即日融資を希望する場合などにも大手の消費者金融が頼れるので、安定した収入を得ている方であれば利用を検討してみると良いでしょう。

返済負担が大きくなりがちな消費者金融も、条件を満たすと初回は一定期間の無利息融資が受けられるなど、返済にかかる利息負担は減らせるようにもなっています。

初回の限度額は大きくなりづらい

所得が多ければ、高い年収を得ていれば消費者金融でも大きな金額を借りられるとイメージされがちですが、実際にはそうではありません。収入が多くても年収が高くても消費者金融はでは初回の限度額は大きくなりづらく、年収が1,000万円を超える方であっても初回に関してはそこまで大きな金額は借りられていません。

上でも触れたアコムのIR資料によると、年収が1,000万円超の新規申し込み者に対する初回貸付単価は26.4万円に留まっています。平均で見ても30万円を下回る貸付額となっており、初回の消費者金融の利用はいかに多くを借りられないかが分かります。

年収が200万円以下の方に関しては11.7万円が初回の貸付単価となっているため、収入が多ければ多少は大きな金額が初回でも借りられるようにはなっているのですが、だからと言って年収が1,000万円を超えるような方であっても、消費者金融でいきなり数百万円を借りることは難しいのです。

利用の仕方や資金使途の違いもある

消費者金融はどちらかと言えば急な出費への対応や、給料日前の手持ちのお金の不足といった状況で利用をする場合が多いです。冠婚葬祭が重なってお金が足りないときや、少しの生活費が足りない場合に利用をします。利用目的や資金使途からしても大きな金額を必要とせず、そのために初回の貸付額が少なくなっている面もあります。

収入と借り入れ額の関係

収入が多くても初回の貸付額が大きくなりづらいのが消費者金融ですが、収入と借りられる金額に関係がないわけではありません。年収の3分の1までの借り入れに制限がされる総量規制の関係もありますが、基本的に収入が多くなれば借りられる金額も比例して大きくなります。

同じくアコムのIR資料を見ても、年収と初回貸付単価が綺麗に比例しているのが見て取れます。繰り返しになりますが年収が200万円以下では11.7万円となる貸付単価も、さらに年収が多くなると以下のようになります。

新規申し込み者の年収 初回平均貸し付け単価
200万円以下 117,000円
200万円超500万円以下 146,000円
500万円超700万円以下 188,000円
700万円超1,000万円以下 217,000円
1,000万円超 264,000円

2017年3月期の期末資料となります。詳しくはアコム公式サイトのIRライブラリ上にあるデータブックでご確認ください。

基本的には少額利用と考える

多くの収入を得ている方であればある程度の金額を初回でも借りられるようにはなっていますが、年収が1,000万円超でも平均で見て25万円ほどの融資額となるのが消費者金融です。最大手の一角であるアコムでこの水準のため、同じく大手のプロミスモビットでもそこまで大差はないと考えられます。

アコムの初回平均貸付単価を見ても、全体としては14.4万円に留まっています。やはり消費者金融の基本は少額利用であり、急な出費への対応などで素早く少額を借りたいときに適する借り入れ先となっていると言えます。

教育資金などでまとまったお金が必要となった場合や、借り換えおまとめなどで大きな金額を借りるとなれば、金利条件でも優れる銀行カードローンを利用すべきでしょう。年収が多くても利用者がいる消費者金融ですが、まとまった金額を借りるには適してはいないのです。

少額の利用であれば消費者金融は大変便利です。ネット申し込み後の契約機の利用で土日でも素早く借りられるようにもなっているので、急ぎで借りたいときには大手消費者金融を頼ってみましょう。

とにかく収入の安定性が大事

消費者金融は収入が多くても少なくても利用ができるようにはなっており、収入が多ければ、年収が高ければ消費者金融の中でも多くの融資枠で借りられる可能性があります。ただ、収入は多ければ良いというわけではなく、最も重要となるのは収入が安定しているかです。

安定した収入でないと年収が高くてもカードローンの審査基準をクリアできないため、消費者金融での借り入れが利用できません。収入の大小よりも審査通過の面では収入の安定性がとにかく重要となり、不安定な収入による高い年収では決して有利にはなりません。

初回では大きな金額が借りづらい消費者金融も、多くはなくても安定した収入を得ており、しっかりとした利用を重ねて返済を続けていれば、限度額の増額によって大きな金額が借りられる可能性もあります。初回限度額は少なくなりがちな消費者金融であっても、利用実績次第では大きな金額が増額で借りられるようにもなっていくのです。

収入が多いことは審査では有利になるポイントでもありますが、安定した収入でないと逆に不利にもなります。収入の大小を問わず、安定しているかが消費者金融の審査では重要となっています。

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